ビールのスタイルに合ったグラスがあることをご存知でしょうか?
今では、100種類を超えるクラフトビールですが、ビールのスタイルや特徴によって適切なグラスの形状や素材があります。
飲むグラスが異なると口触りや質感、香り、味わいに違いを感じられ、よりクラフトビールを楽しむことができます。
今回は、ビアグラスの種類や選び方についてご紹介していきます!
ビアグラスが重要な理由
ビールを飲む際にビアグラスが重要な理由は、大きく3つあります。
1. ビールの特徴を生かすことができる
ビールのスタイルに合ったグラスを選択することで、風味や味わい、のど越し、泡立ちをより楽しむことができます。
2. ビジュアルに変化をもたらすことができる
ビアグラスには様々な形がありますが、グラスによって液色や泡の乗り方など見え方も変わります。
3. 特別な雰囲気を味わうことができる
缶ビールを「プシュッ」と開け、缶からそのまま飲むこともビールのシーンとして印象的ですが、グラスに注ぐことでより特別な気分になれます。
ビアグラスを選ぶときのポイント
ビアグラスの種類は様々で、異なる素材や形状のものがあります。
飲み口の広さやグラスの厚さ、容量などのポイントを押さえることでよりグラスを選びやすくなります。
ここでは、3つのポイントをご紹介します。
1. 素材
ビアグラスの素材は、飲む際の口あたりの他、泡立ちや温度などに影響します。
素材は、一般的な「ガラス」、個性的な「陶器」、温度に大きく関係する「ステンレス」と「銅」があります。
2. 形状
形状を見る際に、大事なポイントは大きく2つあります。
(ⅰ) 飲み口の広さとライン
飲み口の広さによって、ビールを飲む際の香りや口に入れた瞬間の流れ方、のど越しなどが変わります。
また、ストレートか膨らみのある形をしているかによっても、泡立ちや香りに違いを感じられます。
飲み口が狭く、ストレートのグラスは、ラガーのようにのど越しが良く、ゴクゴクと飲めるスタイルのビールに適しています。
一方、飲み口が広く膨らみのあるグラスは、芳醇な香りを楽しめるペールエールや、アルコール度数が高めのビールなど、ゆっくりと味わいたいシーンにおすすめです。
(ⅱ) 脚(ステム)の有無
脚(ステム)が付いているグラスと付いていないグラスでは、ビールの温度に関わってきます。
脚付きのグラスは、ビールに手の熱が伝わりにくく、冷たさをキープして飲みたい場合に向いています。
脚が付いていないグラスは、温度による味わいや香りの変化を感じられます。
例えば、IPAでは手の温度が伝わることでホップやアロマの香りをより引き立てることができます。
3. グラスの厚さ
グラスの厚さは、ビールを口に含んだ際の質感やのど越しに影響します。
分厚いグラスは、手からの熱が伝わりにくく、長時間飲む際には保冷効果があります。また、グビッとかたまりになって口に入るのでのど越しも良いです。
薄いグラスでは、手から熱が伝わりやすいため、時間をかけてゆっくり飲む場合はぬるくなりやすいです。薄いグラスは、口当たりが良く、口に含んだ際の質感をより繊細に楽しむことができます。
ビアグラスの種類
これまで、ビアグラスを使用するメリットとして、ビールの特徴や良さをより引き出すことができる点についてご説明しました。
では、どのようなビアグラスがあるのか、そしてどんなスタイルのビールが合うのか、いくつか簡単にご紹介していきます。
1. ビアジョッキ
お店でよく見る定番のビアグラスです。
厚手でどっしりとした重さがあり、のど越しを楽しむラガーとよく合います。
2. パイントグラス
ビアバーやパブでよく見かけるクラフトビールでは、定番のビアグラスです。
飲み口が広くなっているこのグラスは、ビールの香りや味わいが分かりやすく伝わるため、様々なスタイルのビールに幅広く使用できます。汎用性が高いので、まずは迷ったらパイントグラスを選ぶのがおすすめです。
3. ノニックグラス
ノニックグラスも、英国風のパイントグラスであり、飲み口の下にあるふくらみが特徴的です。
このグラスもパイントグラス同様に汎用性が高く、使用しやすいです。
4. チューリップグラス
ネーミングの通りチューリップのような形をした脚付きグラスです。胴体部分は丸くふくらみ、口元部分はしぼんで狭くなっています。グラスを傾けると対流が起こり、香りが広がるこのグラスは、香りが特徴的なIPAやペールエールなどのエール系のビールとの相性が良いです。
5. IPAグラス
IPAを飲むために作られたIPA専用のグラスです。グラス下部には凹凸があり、泡立ちをキープする役割があります。丸く卵型をした上部は、IPAの華やかなホップやアロマを閉じ込め、IPAの特徴を最大限に活かす設計になっています。
他にも、ピルスナー専用のピルスナーグラスやヴァイツェンと相性の良いタンブラーグラスなど、多くのグラスがあります。
ビアグラス(RISE & WINオリジナルデザイン)
RISE & WINでは、クラフトビールをより楽しめるロゴ入りのオリジナルグラスを販売しています。
330mlボトルビールがぴったり入ります。
ビール以外にも普段使いできます。
ボトルのシェアや、香りの変化を楽しみながらゆったり飲むシーンに最適です。
ビアグラスのまとめ
ビアグラスを使用すると、口触りや質感、香り、味わいに違いを感じられ、よりクラフトビールを楽しむことができます。
ビアグラスが重要な理由は、①ビールの特徴を生かすことができるだけでなく、②ビジュアルに変化をもたらし③特別な雰囲気を味わうことができる点です。
また、グラス素材や形状、厚さに注目してビアグラスを選ぶと最適なグラスを見つけることができます。
ビアグラスの種類は様々ありますので、自分の飲むビールのスタイルやシーンに合わせて買ってみるのがいいかもしれません。
RISE & WINでは、記事の中でご紹介したオリジナルグラスの他、10種類以上のクラフトビールを製造・販売しています。
RISE & WIN Brewing Co.
日本ではじめてゼロ・ウェイスト宣言を行った、徳島県上勝町(※)に拠点を構えるブルワリー。
美味しいクラフトビールを仲間とカジュアルに楽しむ、ただそれだけで美しい環境を守り、社会課題を知る小さなきっかけとなる。RISE & WINはそんな心地良い循環を目指し、ビールを「ゼロ・ウェイスト活動を自分事化するための手段」と捉え、上勝の暮らしや体験に根ざした魅力を発信しています。
“JUST DRINK KAMIKATZ BEER”
美味しいビールを楽しむだけで 「環境にちょっと良いコト」に繋がっている
※上勝町は2003年よりごみの再利用・再資源化に力を入れ、現在では日本屈指のリサイクル率80%以上を実現するに至りました。